県警は、市町村合併などに合わせた警察署の統廃合問題でこのほど、現行の15署を12署に減らすことを柱とした再編計画をまとめた。同計画では既存施設の活用、県下全体の治安維持や、隣接する自治体を含めた枠組みを考えたもの。今後、市町村合併の進展に応じた再編を継続的に検討していく。新体制は来年4月からスタートする見通しだ。
同計画のなかで、廃止されるのは都留・塩山・市川の3署。それぞれ隣接する大月、日下部、鰍沢署に統合され、廃止される署は分庁舎として活用される。また、警察署の新設を要望していた甲斐市は韮崎署の管轄となり、分庁舎で対応。韮崎署分庁舎には地域、交通課が置かれる。長坂署は「北杜署」となり、韮崎署管内の北杜市区域を新たに管轄に含める。