記事

事業者
国土交通省

【まちづくり】国交大臣賞や特別賞決定/前橋の事業者など受賞

2025/06/05 本社配信

 国土交通省は、まちづくりで優れた業績を上げた団体を表彰する『まちづくりアワード』(2025年度)の受賞者を決定した。実績部門の国土交通大臣賞は前橋デザインコミッションが受賞。構想・計画部門の国土交通大臣賞は長崎居留地歴史まちづくり協議会・長崎市が受賞した。表彰式は7月以降に国交省内で実施する。

 各賞の概要は次の通り。

【実績部門】

◇国土交通大臣賞

▽前橋デザインコミッション(前橋市)『馬場川通りアーバンデザイン・プロジェクト~公共空間民間整備による中心市街地空洞化対策~』=公共空間の民間整備と住民自治的な日常管理を担い、ファンドからの助成第1号案件、国内初のまちづくり金融スキーム活用、多様な市民が参加する組織による管理運営など、官民連携による持続的な運営サイクルを確立。通りの賑わいや魅力向上に貢献した。

◇特別賞

▽つみき設計施工社(千葉県市川市)『市民参加型リノベーションのエリア集積によるDIYまちづくり』=空き家のリノベーションを活用し、設計施工の一部でDIYワークショップを開催。ストック空間活用だけでなく、共助コミュニティの形成といった効果を創出した。

▽みんなのまちづくり(佐久市臼田地区活性化共同企業体)(東京都渋谷区)『ホシノマチ団地~長野県臼田地区生涯活躍のまち事業~』=賃貸住宅で移住者が充実した活動を行えるよう移住者同士の交流の場を提供。移住者の活躍が新たな移住希望者を喚起する好循環を創出した。

【計画・構想部門】

◇国土交通大臣賞

▽長崎居留地歴史まちづくり協議会・長崎市(長崎市)『長崎居留地歴まちグランドデザインおよびアクションプラン』=歴史まちづくり計画を官民連携で策定。地域住民の生活と歴史的地域資源を生かした観光を両立したまちづくりの実現に貢献した。

◇特別賞

▽ひろさきウォーカブル推進会議(青森県弘前市)『HIROSAKI MACHI-PIC PROJECT2024-2026』=官民連携で緑地や駅前広場などのオープンスペースを活用し、社会実験イベントを継続的に実施して市民参画の場を設け、人材の発掘・育成も行った。

このほか『功労部門』を▽iriai tempo(茨城県)▽千葉駅東口地区市街地再開発組合(千葉県)▽山中湖おもてなしの会(山梨県)▽甲州市(山梨県)―など14者が受賞した。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら