富士見町は新井戸尻考古館建設事業の基本設計業務について、来週9日の週にも公募型プロポーザルの手続きを開始する。審査は書類とヒアリングの2段階方式となるもよう。8月後半にも委託先を特定し、その後、2026年1月の納期で業務を委託するスケジュール。当初予算には基本設計委託料2000万円を計上している。
新施設の建設場所は既存施設南西側の農地で、用地は約8600㎡。収蔵庫を併設した考古館と駐車場を整備する。施設は一部2階建てもしくは地上1階・地下1階建てで、延べ約1100㎡規模を想定している。開館予定は29年度。
同事業では当初、24年度に基本設計と実施設計を一括で発注する予定だったが、用地取得の遅れにより実施できず本年度に先送りした。用地取得は昨年度末に完了している。実施設計業務の発注方法は現時点で未定。
5月1日には建設地の地質調査業務について事業者選定の指名競争入札を行い、新日本設計(長野市)が430万円(税抜き)で落札している。業務概要は機械ボーリング2孔22m、標準貫入試験一式、解析調査一式。履行期間は7月15日。