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群馬県東部農業事務所農村整備課

押切境地区で排水ポンプの製作設置工事を3カ年で実施

2025/06/11 群馬建設新聞


県東部農業事務所農村整備課は、太田市牛沢町地先で排水ポンプなどの製作および据付工事を計画している。製作から設置までを一括した3カ年工事として、近く条件付き一般競争入札で公告する。当初予算では3カ年の債務負担行為として、総事業費7億8100万円を設定している。計画および調査設計業務は藤和航測(前橋市)が手掛けた。

石田川排水機場改修のため、横軸斜流型排水ポンプや電気設備の更新を行うもの。2025年度に製作へ着手し、設置工事は27年度の実施となる見込み。工事概要は、吐出し口径φ900㎜排水ポンプ2基を更新し、操作盤などの電気設備を一新する。

同事業で今後の発注を予定している工事として、建屋補修、吐水槽補強および制水ゲート補修のほか延長約400mの幹線排水路改修などとなっている。

同工事は、水利施設整備等保全高度化(基幹水利施設保全型)押切境地区事業として行うもの。事業工期は25年度から27年度を想定している。

同地区は太田市南部および埼玉県熊谷市北部に位置し、一級河川石田川と利根川に挟まれた田畑が混在する低平地となる。本地区の中央を横断する幹線排水路や石田川排水機場などが設置されている。既設排水ポンプなどの設備は整備から約30年以上が経過し、耐用年数を超過しているほか、排水路の一部区間においては老朽化によるひび割れや摩耗、沈下が見られ、劣化しているため、更新などを進める。

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