常総市は、水海道あすなろの里施設活用に係るサウンディング市場調査の結果を公表した。2者との対話を実施。施設の更新が必要とするものの、活用手法によっては集客が見込まれるとされた。活用アイデアとして、研修棟・作業棟では1棟貸しの高級宿や飲食店、体験型テーマパークとしての活用ほか、スポーツ広場においては、コテージの新設などが提案されている。
サウンディング市場調査は、優れたアイデア・ノウハウの活用を目的として実施。対話にて2者とサウンディングを行った。施設全体の評価としては、老朽化が進んでいる施設があり、更新が必要とした一方で、趣のある施設があり、活用手法によっては集客が見込まれるとした。
具体的な活用アイデアとして、研修棟では、1棟貸タイプの高級宿や飲食店に改築。作業棟は、体験型テーマパークとしての活用が提案された。そのほか、風呂部分では、現代風の温浴施設として改装し、学習棟・体育館は、物販の販売に活用。スポーツ広場においてはコテージの新設や駐車場としての利用が検討されている。
市では、今回の調査結果、事業者の意見などを参考に、活用方針の検討を進めていく。
同施設は、大塚戸町310に所在し、1979年に開園。敷地面積12・1ha。また、管理施設の概要については、①宿泊棟②展望風呂③研修棟④学習棟、⑤作業棟⑥体育館⑦スポーツ広場⑧釣り堀⑨テニスコート(2面)⑩憩いの森⑪ミニ水族館⑫屋外プール(4面)⑬ふれあい動物園-で構成される。
宿泊棟は、W造2階建て、建築面積722㎡。展望風呂は、大浴場2槽で建物面積474㎡。研修棟においては、古民家風施設であり、囲炉裏1室と和室3室で構成。建物面積295㎡。そのほか、建築面積262㎡の学習棟や、775㎡の体育館などがある。