高山村は、役場庁舎(中山2856-1)の整備について本格的な検討に入った。調査事業として、整備方針策定支援業務を近く委託するため準備を進めている。委託の方法は現在、検討中。6月補正予算で委託料として1736万9000円を確保した。
支援業務は、庁舎整備の基本構想を策定するための調査の一環として行うもので、庁舎を改修した場合、既存施設に移転した場合、新たな建設地に新設した場合などを想定し、工事費や改修箇所、実現可能かどうかも含めて案ごとに調査を行うとしている。
同村では、小中学校の統合計画なども検討が進められているが、庁舎の整備が最優先事項として検討を行う方針で、これまでに挙がった建設候補地や公共施設の集約化などの案は一旦白紙とし、検討を進めることとしている。
既存庁舎は1972年に建設したRC造2階建て、延べ床面積1809・13㎡の規模。耐震診断結果でD判定となっており耐震性が非常に低く、老朽化も著しいため、大規模な改修が必要な状況となっている。
2024年度には、道の駅中山盆地(中山2357-1)駐車場内の公衆トイレ付近とドッグランスペース付近の2カ所を、三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が地質調査を行い、ふれあいプラザ(中山2357-1)の建て替え案も含めて建物の建設に問題はないとされた。
なお、19年度に村が作成したハザードマップでは庁舎内の一部が浸水想定区域内に位置しているが、移転が必要な状況ではないと判断されている。