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国土交通省宇都宮国道事務所

利根川橋で補強工/茨城県内予算は25・5億

2006/05/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 国土交通省宇都宮国道事務所は、平成18年度の事業概要をまとめた。18年度の事業費は150億700万円。そのうち茨城県分は25億5800万円。茨城県内の主な事業は、国道4号利根川橋の架け換え(古河市中田~埼玉県栗橋町)で、新橋の工事、現橋の耐震補強工事(橋脚)を進める。電線共同溝整備事業では、古河市古河地内の国道4号で、下り線側の整備(L720m)を推進する。

  国道4号利根川橋は大正13年架設の老朽橋(橋長640m)。大規模改修工事などを行ってきたが、交通量の増加や車両の大型化に対応するため、新橋の建設と現橋の補強を計画。

 新橋(L657m)は下流側に計画し、平成15年度に事業化。16年度に、三菱重工業・大本組JVの施工で着工した。

 17年度は下部工などを推進し、18年度も新橋の工事を継続するとともに、現橋の耐震補強工事(橋脚)を進める。発注見通しによると、耐震補強工事は第2四半期に一般競争入札で発注予定となっている。

 また、新4号国道でも、利根川橋(五霞町大福田)の耐震補強工事(橋脚)を第2四半期に一般競争による入札を予定している。

 電線共同溝の整備は、古河市古河地内の国道4号(下山町南交差点~三杉町交差点、720m)で実施する。17年度は上り線で実施しており、18年度は下り線で整備工事を進める。

 発注見通しによると、下り線の工事は第3四半期に一般競争で入札予定となっている。

 栃木県内の事業では、129億4800万円を予算化。

 主な工事は、国道4号では、新規で西那須野道路(那須塩原市、L4・6km)に着手。大田原市下石上地内では、高機能舗装を進める。

 箒川に架かる野崎橋(矢板市沢~大田原市薄葉)では、橋脚耐震補強(RC巻き立て、落下防止装置設置)および橋梁補修工事(支承取り替え)を実施する。

 氏家矢板バイパスでは、用地買収および工事を推進。

 Y字路になっている西原交差点(宇都宮市)では交差点改良工事(L0・7km)を、T字路の川田入口交差点(宇都宮市)では立体化改良工事を実施する。

 電線共同溝の整備は、野木町野木、小山市鳥谷、宇都宮市西原、さくら市氏家などでも計画している。

 新4号国道では、石橋宇都宮バイパスの瑞穂野跨道橋工事および舗装工事を進める。



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