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長野県高森町

最低制限価格引上げ/200万円超の工事、来月から

2025/06/13 長野建設新聞

 高森町が建設工事における最低制限価格の設定範囲を引き上げるとともに、算定式を一部見直す。適用は7月1日以降に入札公告または指名通知する案件から。

 改正は過度な安値受注を防ぐことが狙い。最低制限価格の設定範囲は、現行の「予定価格の70%~90%」から「予定価格の75%~92%」に引き上げる。また、算定式における一般管理費の乗率を現行の55%から「68%」に変更。これにより算定式は「直接工事費の97%+共通仮設費の90%+現場管理費の90%+一般管理費の68%」となる。なお、合計額に1000円未満の端数が出た場合は切り捨て。合計額が最低制限価格設置範囲の下限額に満たない場合は予定価格の75%相当額、上限額を超える場合は92%相当額とする。

 さらに、同制度の適用案件は現行「250万円を超える競争入札に付する建設工事(建築物等の解体および撤去に関するものを含む)」だが、金額部分を200万円に見直し、適用案件を拡大する。

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