富岡市は、西小学校（七日市１０７３－１）で校舎の長寿命化改修工事を計画しており、７月ごろに指名競争入札で発注する。本年度分として４億８７６９万５０００円を計上し、２０２６年度までを期限とした債務負担行為に７億１６５４万２０００円を設定しているため、２カ年合わせて総額として12億４２３万７０００円を確保している。

工事期間は10月から26年12月までを予定している。設計業務は石井アーキテクトパートナーズ・石井設計・赤石一級建築士事務所ＪＶが手掛けた。

西小は27年４月１日に黒岩小（下黒岩１８７０－１）との統合が予定されている。施設は西小を利用する。校舎、屋内運動場ともに建設から40年以上が経過しており、外壁や内装などにおいて施設の老朽化が著しい状況となっている。

こうした状況を踏まえ、児童が安全安心に学ぶことができる場として、将来にわたって長く学校施設を使用していけるよう長寿命化を図ることを目的として長寿命化改修を計画した。また、移動間仕切りの変更による教室の配置変更や、バリアフリーを考慮してのエレベーター設置やスロープの設置、体育館内へは多目的トイレの新設なども予定している。

工事を行うのは◇北校舎＝ＲＣ造３階建て、延べ床面積４１２４㎡、１９８３年完成◇南校舎＝ＲＣ造２階建て、延べ床面積８８２㎡、70年３月完成◇屋内運動場＝Ｓ造平屋、床面積６６２㎡、71年２月完成－となる。敷地面積は１万８７００㎡。