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茨城県土浦市

土浦市/8月にも一般競争公告/都和、大岩田の住宅改修

2025/06/14 日本工業経済新聞(茨城版)

 市営住宅の改修を進める土浦市は、都和(中耐)住宅および大岩田住宅で工事を実施する。いずれの住宅においても、石綿調査終了後の8月をめどに工事に係る一般競争入札を公告。年度内の施工完了を目指す。都和(中耐)住宅2号棟屋上防水・外壁改修工事には7689万円、大岩田住宅101・102号棟給水管改修工事については4798万2000円を充当している。

 都和(中耐)住宅2号棟においては、2号棟屋上防水・外壁改修工事を実施する。屋根平場に塩ビ系シート防水t1・5㎜(高反射機能品)を施工。外壁に関してはローラー塗り、可とう形改修塗材RE厚付けとする。軒天についてはローラー塗り、外装用薄塗材E、下地調整C-1共など。鋼製部(RB種)にはエポキシ樹脂錆止め塗装を施していく。

 2024年度に中山技研(土浦市)が施工した1号棟と同様の改修内容となり、7カ月の工期を見込む。現在は2・3号棟屋上防水・外壁改修工事に伴う石綿含有調査業務を環境公害分析センター(栃木県宇都宮市)に委託。履行期間は24日までとなっている。3号棟については26年度に改修を行う予定だ。

 都和(中耐)住宅(都和3-6、8)は4棟からなり、構造が中層耐火構造5階建て、管理戸数118戸(3Kまたは4K)、1974年度築。

 大岩田住宅では101・102号棟を対象に、給水管の更新工事を行う。地中埋設管より住戸内各水栓に至る共用給水管、各住戸給水管を更新。付帯工として仮設配管工を予定している。工期は長くて9カ月程度の見通し。環境公害分析センターが24日までを履行期間に、石綿含有調査業務を実施している。

 大岩田住宅(大岩田2153、1715)は全12棟で構成。中層耐火構造4階建て、管理戸数192戸(3DK)、83~87年度築。

 本年度に改定を行う「公共施設等再編・再配置計画」では、市営住宅の整備方針として長寿命化計画に基づく耐火住棟の改修を進めるとした。木造または簡易耐火造の6住宅(板谷第一、板谷第二、竹の入第一、竹の入第二、南ケ丘、下坂田)については、入居者の転居を促し、用途廃止を検討する。

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