富士川町は、町長定例記者会見を開き、6月補正予算案を発表した。主なものでは、富士川中学校屋内運動場空調設備改修工事設計業務に544万5000円、旧舂米学校校舎保存修理事業に47万9000円などを計上した。
このうちの富士川中学校屋内運動場空調設備改修工事設計業務は、天神中條991-1に既存する屋内運動場において、空調設備を新たに設置するための設計費を盛った。町では夏場の熱中症対策や、生徒の学習の場として快適で安全に利用できるようにに改修を予定する。2025年度は設計業務を進めて、空調設備設置工事は26年度に行う見通し。
会見の場で望月利樹町長は「屋内運動場への空調設置は全国的にもまだ事例も少ない状況だが、まずは中学校で行いたい。その後は順次小学校で進めていく。災害発生時に避難場所として活用するため、なるべく早い段階で空調設備を入れたい」と説明した。
旧舂米学校校舎保存修理事業は、最勝寺320の増穂小学校敷地内に既存する建物を対象に予定する。
内容は、建物内において特に雨漏りがひどい箇所があり、内部に水が浸みている状況にあるため修繕を行う。
建物は町の民俗資料館に利用しており、現在は改修調査を進めている段階という。調査を行う中で、早急な修理が必要と判断し進める。
このほか、過疎地域持続的発展基金積立金に1310万円、組立トランク型自動ラップ式トイレ購入に113万6000円、富士川場外離着陸場運航管理業務に54万円などが盛り込まれている。