県は17日付で、栃農高・栃工高・栃商高新校整備事業基本・実施設計業務委託の公募型プロポーザルを公告した。県の設計調達では初のWTO案件。3者による設計共同体の参加を求め、入札参加資格提出書類を7月8日まで持参または郵送(必着)で受け付ける。技術提案書の提出期限は8月18日。ヒアリング・評価を8月下旬に行い、9月上旬に特定通知。契約締結は10月上旬を予定している。履行期間は720日間。参考業務規模は4億5900万円(税込み)程度を想定している。
栃木農業・工業・商業の新校は栃木商業高校敷地内に本館棟(RC造4階建て延べ8629平方m)、実習棟(RC造2階建て延べ4786平方m)、講堂兼体育館(RC造一部S造平屋建て延べ2393平方m)、武道場(RC造一部S造平屋建て延べ400平方m)を整備。新校は2025~27年度に設計、29~31年度に工事。概算事業費は140億円。
特定テーマは①栃木地域における未来共創型専門高校にふさわしい施設整備のあり方について②自然災害や周辺環境に対する配慮及びその対策③建設費高騰への対策と維持管理を考慮した施設整備に対する考え方。
設計共同体の主な参加資格は▽建築士の合計数が15人以上▽すべての構成員が5人以上の1級建築士を有する▽すべての構成員が測量・建設コンサルタント等業務の入札参加資格のうち、建築に係るものを有す。
代表構成員は、2010年4月1日以降に設計業務が完了した1棟あたり延べ面積3000平方m以上で、RC造又はSRC造の学校教育法に基づく学校(幼稚園を除く)かつ3階建て以上の建築に関する設計実績を1以上(改修工事に係る設計業務を除く)。
管理技術者は1人とし、代表構成員に所属する1級建築士が担う。要件は1級建築士取得後8年以上または2級建築取得後13年以上、代表構成員要件に掲げる設計実績。
照査技術者も1人。構成員に所属する1級建築士で1級建築士取得後8年以上または2級建築取得後13年以上が要件。
主任担当技術者は建築(構成員に所属)、構造、電気、機械分野で各1人。管理技術者および建築分野の主任担当技術者は専任とする。
書類の提出先、公告全般に関する問い合わせは建築営繕課企画営繕担当(電話028-623-2516、FAX028-623-2489、メールken_eizen_kikaku@pref.tochigi.lg.jp)。
入札参加資格申請に関する問い合わせは監理課工事管理担当(電話028-623-2389、FAX028-623-2392、メールkoujikanri@pref.tochigi.lg.jp)。