NPO法人長野県G空間情報技術協会(増澤延男会長)は16日、長野市の生涯学習センターで第24回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、会長に小山忠孝氏(嶺水代表取締役)、副会長に中嶋孝満氏(長野技研代表取締役)を選出した。
■増澤会長「常に挑戦し、仕事につなげて」
2009年の設立当初から24年の長きにわたり会長を務めた増澤氏は「昨今のインフラ整備は維持メンテナンスに力を入れているため、新規事業がなく、大変な思いをされていると察する。この24年の間、BIM/CIMや人材育成、AIなど常に新しい技術を身に付けてきた。新たな挑戦は大切なこと。そして、それを生かし、仕事に直結させて、お金にすることが重要。そのためには市町村へのPRも不可欠。われわれの持つ技術、ドローンなどをインフラ整備に活用できればと思う」と述べた。
議事では前年度の事業報告や収支決算報告、本年度の事業計画案、収支予算案を審議し、いずれも原案どおり可決。事業計画によると、3次元GIS利用に関するスキルアップセミナー、i-con対応を含めた技術講習会の開催、会員に向けた情報発信のほか、PR活動や会員増強にも力を入れる。
また、総会に引き続き開催したセミナーでは、嶺水(飯田市)の百本法光技術開発部長が「三次元点群測量の事例発表 ~工種間比較と補備測量~」と題して講義した。
新役員は次の通り(敬称略)
◆会長=小山忠孝(嶺水)
◆副会長=中嶋孝満(長野技研)
◆理事=坪井利幸(アンドー)、福澤浩(緑地計画)、宮下泰智(新日本設計)、増澤宗(みすず綜合コンサルタント)
◆監事=峯村和夫(昭和設計事務所)、佐藤芳明(タイヨーエンジニヤ)
※会員数=正会員22人、賛助会員3人、情報会員(個人会員)1人、合計26人