県土浦土木事務所の本年度主要事業をまとめた。広域的な幹線道路網の形成を目的に、国道125号や国道355号などのバイパス整備を実施。国道125号ではつくば市杉木地内の道路改良工事を行う。河川関係では、河川改修工事による水害対策に努めていく。また、つくばエクスプレス(TX)沿線のまちづくりを計画的に推進するため、2つの地区で土地区画整理事業などに取り組む。
【国道125号つくばバイパス】
つくば市田中~下妻市高祖道において、2027年度の全線完成(暫定)を目指し、バイパス整備を進めている。計画延長が5920m、幅員25/14m。7~9月につくば市杉木地内の道路改良工事(L480m)を公告し、7カ月の工期で施工を進める。
【国道355号石岡岩間拡幅】
石岡市柏原から笠間市押辺に至る区間で4車線化を推進。東成井跨線橋は24年度にJR委託工事にて跨線部の架設が完了した。7月2日開札分の橋面舗装工事2件について、公告資料の不備により入札がとりやめとなったことから、準備が整い次第再公告する。柏原工区については用地買収に取り組んでいく。
【桜川土浦潮来自転車道線】
つくば霞ヶ浦りんりんロードでは、かすみがうら市加茂地内において(仮称)加茂休憩所を新設する。第2四半期に整備工事を公告する予定だ。全体延長44㎞のうち、24年度末の進捗率は67%となっており、本年度も引き続き測量・設計、用地買収を行っていく方針。
【河川整備】
水害の防止・軽減を目的に、河川改修を推し進める。今後は西谷田川(つくば市谷田部)および中通川(つくばみらい市山王新田地内地内)で河川掘削工を発注予定。境川(土浦市木田余地内)ではL100mを対象に、河川改修工事に着手する。
【土地区画整理事業】
島名・福田坪地区(つくば市島名地内)では島名大規模緑地の環境整備工事に係る指名競争入札を9月までに通知する。上河原崎・中西地区(つくば市下河原崎地内)においてはC39街区外の土地造成(A0・7ha)および歩行者専用道路整備工事(L40m)を発注する予定だ。つくばエクスプレス沿線開発として、32年度までを事業期間に都市基盤の整備を行っていく。