富士川町は、富士川中学校の新校舎建設工事を進める。工事は建築主体、電気、機械の3分離で行う。いずれも一般競争で、入札執行は8月中を目指す。新校舎は2026年度末に完成させる。
天神中條991-1に位置する同中学校敷地内北側に新校舎を建設するもの。
建物の概要はRC造一部S造3階建て。内部には町産材を使用する。延べ床面積は、校舎が5038・70㎡、渡り廊下36・51㎡。
新校舎では1階部分に全長80mの屋根付き回廊として、舟蔵をイメージした「富士川コリドー」を整備する。
2階部分は普通教室や、中央部分に学習やグループワークが可能なスペースを設ける。最上階の3階フロアは普通教室や特別教室、多目的室などを配する。
現在の進捗として、工事車両や資材を搬入するための進入路整備工事を円﨑興業が担当して進めている。
場所は同校敷地の東側に当たる屋外プールが位置する部分。新校舎建設で進入路の役割を終えた後はスクールバスの旋回所となる。
基本と実施設計業務は馬場設計が担当してまとめた。
新校舎の建設工事は工期に約18カ月間を見込んでおり、26年度末の完成を目指す。27年の夏休み中に引っ越しを行い、同年2学期から新校舎の供用を予定する。
なお、事業費には25年度の当初予算に3カ年の継続費として総額26億3395万円(25年度=5億2550万6000円、26年度=15億8037万円、27年度=5億2807万4000円)を設定した。
【写真=新中学校校舎の完成予定模型】