香取市は瑞穂保育所の建て替えに伴い、民設民営による幼保連携型認定こども園化を計画している。2026年4月に民営化し、既存園舎を使用して運営を継続。新園舎については、26年度に設計をまとめ、27年度に建設工事を行い、28年3月の完成を目指す。新園舎完成および移転後、既存園舎の解体工事を実施する予定。
16日に、瑞穂保育所運営および新園舎建設事業に係る公募型プロポーザルを公告した。7月11日までエントリーシート、8月4日から15日まで提案書類の提出を受け付け、同月下旬にヒアリングを実施し、審査結果を通知する。
瑞穂保育所は、寺内588に所在。敷地面積は5359㎡。建築から45年以上が経過しており、施設の老朽化が著しいことから早急に建て替える必要がある。
施設は▽保育室1=木造平屋建て、床面積452㎡▽保育室2=S造平屋建て、床面積394・36㎡▽遊戯室=軽量S造平屋建て、床面積115㎡▽渡り廊下=木造平屋建て、床面積21・21㎡▽油庫=CB造平屋建て、5・19㎡▽倉庫1=木造平屋建て、床面積19㎡▽倉庫2=木造平屋建て、床面積7・92㎡▽園庭=1548・19㎡▽職員・送迎用駐車場1792㎡――で構成されている。
新園舎の建設地は瑞穂保育所の敷地内とし、詳細は事業者が立案する施設整備計画により決定する。
敷地に関しては、市有土地使用貸借契約を締結し、事業予定者に無償で貸し付ける。既存園舎、付帯設備、遊具などは市有財産無償譲渡契約を締結し、市議会の議決を得ることを条件として無償で譲渡する。
駐車場は敷地内への整備を原則とする。保護者による送迎に関しては、通行者の安全を確保するとともに、周辺道路の渋滞が発生しないよう動線を確保する。
開発行為を含む施設の整備および既存園舎解体に要する費用は、事業予定者の負担とする。また、就学前教育・保育施設整備交付金などの国庫補助事業の採択を前提としていることから、国の動向を十分に把握した上で事業計画を立案する必要がある。