県中部農業事務所農村整備課は高崎市金古地先などで進めている宮室原中地区の布設替え工事2件を、8月上旬に一般競争入札で公告を予定している。対象となるのは宮室支線で、金古地先で行う3工事と高崎市西国分寺地先で行う4工事の2件となる。設計は藤和航測(前橋市)が担当している。
同地区は、宮室支線の約2600mと原中支線800mを対象に老朽化した管や石綿管の更新を進めている。原中支線での工事は2025年度までに完了しており、現在は宮室支線で工事を推進しているところ。
金古地先で行う3工事は金古公民館(高崎市金古町1278-2)の南西部を通る市道下に埋設されている。既存管はφ700㎜のPC管で、延長300mを対象に更新する。更新後の管はφ500㎜のダクタイル鋳鉄管が50m、同口径の塩ビ管が250mとなっている。
4工事は、高崎市西国分町などを通る市道が対象。既存のφ300㎜石綿管を延長400m区間で更新を予定している。布設するのはφ250㎜の塩ビ管となる。加えて、畑の中に布設されているφ300㎜の既存石綿管約230mの撤去工事も実施する。
26年度以降には、宮室支線を対象に800m程度の更新工事が残っている。27年度の完了を目指して工事を推進していく。