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群馬県みどり市

岩宿博物館改修工事を議決後早期に公告

2025/06/24 群馬建設新聞


みどり市は、岩宿博物館(笠懸町阿左美1790-1)のリニューアル改修工事を計画している。6月補正予算案では事業費4億8000万円を計上し、議決後早期の公告を見込んでいる。工事は分割しての発注とするかなど、入札内容を詰めている。2026年10月のオープンを目指している。

現在の岩宿博物館はRC造2階建て、延べ床面積1836㎡の規模。1階ロビーおよび2階展示室を対象として展示内容や設備を全面的に更新する。

全体の工事概要として、映像・造形制作および展示ケースを更新するほか、電気設備や演出照明、館内すべてのトイレ改修から身障者用駐車場整備なども行う。基本計画策定や設計業務を乃村工藝社(東京都港区)が担当している。

1階ロビーは、ビジターセンター機能をもたせたブースとして改装する。体験型の展示やミュージアムショップ、市の魅力発信場などを設ける。

2階展示室は、4つのゾーンに分けて新たに体験性を重視した空間へと一新する。それぞれ◇シンボル展示ゾーン◇相澤記念展示ゾーン◇ラボ展示ゾーン◇岩宿時代ゾーン-をそれぞれ新たに整備する。

事業費の内訳については◇工事費=3億6500万円◇施工監理委託料=6000万円◇展示物制作委託料=3850万円◇アプリ開発委託料950万円-を想定している。

リニューアルは、建物が建設から30年以上経過していて老朽化が進んでいることに加え、一部の展示が現状の研究成果と合致していないことが課題になっているために改修するもの。誰もが楽しめる体験性を重視した展示空間へ展示内容を一新し、来館者数の増加を図る。

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