公立学校共済組合県支部(本部=新宿区、野崎理事長)は、さいたま新都心地区に宿泊施設を建設する計画で、今年度内に基本計画(内部で担当中)を固め、本部の事業承認を得て、十一年度に設計業務を外注する。
完成は十四年六月に開催されるワールドカップサッカー大会までを目指していることから、十二年度に着工、十三年度内に設定している。
同宿泊施設は、四、〇〇〇㎡の敷地内にSRC造地下二階地上九階建て程度を想定している。延べ床面積は約一万六、〇〇〇㎡。宿泊室、会議室、ロビー、宴会室を内包する。新都心の官庁街および商業施設、スーパーアリーナ等に来たついでに宿泊可能な施設として計画。
また、同施設の二フロア分を県の女性センター(仮称)が入居決定している(面積は約三、六〇〇㎡)。
同宿泊施設建設事業は、公立学校共済組合員を中心に利用している武蔵野会館(浦和市)が老朽化したことと、さいたま新都心の整備が進むことを合わせ同新都心地区に移転新築する形となった。
既存施設は三、〇〇〇㎡弱の敷地内に昭和四十三年十月に開館。建物規模は、RC造四階建て、延べ床面積二、三〇〇〇㎡弱。宿泊施設は六畳一〇室、八畳二室、一〇畳一室で、他に宴会室、大小の会議室を設置している。
基本構想は埼玉総合研究機構(大宮市)が担当している。