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茨城県水戸市

水戸市/26年度に基本構想策定/南部図書館整備検討へ

2025/06/25 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市が進める(仮称)南部図書館について、現状と今後のスケジュールが示された。本年度から整備検討を進めるための有識者会議を設置。年度内で5回程度の会議を通じて、図書館の機能や規模、立地などを含めた幅広い意見を聴取する。順調に進めば2026年度にも基本構想を策定する見通し。

 有識者会議は、幅広い議論の中でより利活用が図られる図書館の整備検討を進めるものとして設置。多くの図書館計画の支援に携わった専門家のほか、南部地区の住民、子育て支援団体の代表、都市計画の専門家、地域振興の担い手、デジタル技術活用の専門家、商工業関係者で構成する。

 図書館の機能や規模、立地などを含めて議論する。市では、意見を参考にしながら、26年度に基本構想を策定していく予定。

 高橋靖市長は市議会の代表質問において「生涯学習の拠点としての役割が果たせるよう、魅力ある図書館づくりを目指してまいりたい」と示した。

 市は本年度、図書館運営の指針を示す「第4次図書館基本計画」を策定。計画内には、県庁周辺地域への(仮称)南部図書館の整備検討などが含まれる。

 南部図書館は、人口増加が著しい県庁周辺地域の生涯学習の拠点として位置づけ、整備検討を進める。順調に進めば26年度には基本構想をまとめ、27年度は基本設計に着手する見通しを立てている。

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