富岡市はさくら小学校の建設工事に先立ち、建設地となる一ノ宮体育館(一ノ宮1702)の解体工事を計画している。発注時期は7月中とし、工事規模やスケジュールなどを踏まえると指名競争入札が見込まれる。当初予算で解体工事費5000万円を計上している。
一ノ宮体育館の規模はS造平屋、床面積599㎡となる。解体工事はさくら小学校の建設工事と並行して進めていく。学校の建設地は体育館解体後の敷地および隣接する一ノ宮運動場。仮設校舎を建設する必要がないほか、児童の学習活動への影響を及ぼさずに建設できること、以前学校跡地であったため、学校用地としての諸条件が整っていることなどから建設地となった。
学校建設については敷地面積1万5737㎡で整備し、校舎はRC造2階建て、延べ床面積4480㎡。屋内運動場はS造平屋で、床面積860㎡を見込む。基本・実施設計は石井設計・石井アーキテクトパートナーズ・赤石一級建築士事務所JVが担当した。
整備を予定するのは◇普通教室◇特別教室◇多目的教室◇管理諸室◇体育館◇校庭◇駐車場◇駐輪場◇体育館器具庫◇備蓄倉庫◇植栽◇その他付属建物◇スクールバス発着場-などとなっている。駐車場については一般駐車場を45台、教職員駐車場は35台を予定する。
工事着手は10月以降を予定しているが、工事発注時期は流動的となる。工事完了は2026年度末を想定、27年度の入学式からの供用開始を目指す。当初予算で設定した26年度までの債務負担行為分を合わせ、工事費30億5000万円により工事を進めていく方針。