駒ヶ根市は24日、新保育園建設工事設計業務委託の公募型プロポーザルを公告した。設計者の特定は9月8日。建設場所は赤穂南幼稚園の跡地で、施設の延べ面積は950㎡程度、想定工事費は約8億2000万円。着工は2026年12月を見込む。
新保育園は美須津保育園(赤穂11964-1)と赤穂南幼稚園(赤穂8863)を統合し、赤穂南幼稚園を取り壊した跡地(敷地面積2798㎡)に建設する。構造・階数はS造平屋建てを基本とするが、特定者の提案を踏まえ決定する。
プロポの参加資格は建設コンサルタント(建築一般)の登録者で、県内に本店または委任先を有することなど。JVも認める。参加表明書の提出期限は7月17日。審査は書類とプレゼンテーション・ヒアリングの2段階方式。技術提案書の提出期間は7月22日~8月26日。プレゼンテーションを9月5日に行い、同月8日に評価結果を決定する。業務の履行期限は26年9月14日。業務委託料の限度額は2452万円(税別)。
美須津保育園は1976年建設で、S造平屋、延べ656㎡、定員90人。一方の赤穂南幼稚園は73年建設で、S造平屋、延べ729㎡で、定員120人。統合に併せて定員は減員。現時点では0~5歳児合計100人を想定している。工事期間中、赤穂南幼稚園の園児は美須津保育園で受け入れる。この対応で美須津保育園を改修することは予定していない。赤穂南幼稚園は本年度いっぱい運営し、解体工事は来年度に実施する。解体に係る設計業務は本年秋以降に発注する。
新園舎の建設工事は2026年12月~28年2月までの約13カ月を想定。同年4月の開園を目指す。
同事業は公立幼稚園・保育所の適正配置に向けた初弾の取り組み。適正配置は小学校区単位で検討。同事業完了後には中沢保育園(中沢2410-1、1979年建設、S造平屋、延べ775㎡)について建て替えまたは移転を予定している。