国土交通省は、公共工事の発注関係事務について『第三次・全国統一指標』を決定した。指標では発注工事の稼働件数から算出した平準化率や実際の週休2日達成状況を地域ブロック単位・県域単位で公表するよう示している。また全国統一指標に加えて、地域ブロックごとに地域独自指標を設定し、取り組みを進めることとしている。
地域平準化については、これまで平準化率における閑散期のボトムアップのみだったが、今回は繁忙期のピークカットを追加。国・都道府県・市区町村の平準化率を、地域ブロック単位と県域単位で公表する。
週休2日については、実際の週休2日(4週8休以上)の達成状況を地域ブロック単位と県域単位で公表する。
さらに工事・業務ともに低入札価格調査基準または最低制限価格の設定状況を県域単位で公表。業務では第4四半期に履行期限を設定している割合を地域ブロック単位と県域単位で公表する。
地域ブロックごとの地域独自指標は、雪国など冬期に工事ができない地域を考慮したもの。今後、地域ブロック発注者協議会で全国統一指標および地域独自指標における基準値や目標値を検討する。秋までに決定して公表する予定となっている。