桐生市は、桐生大橋長寿命化補修工事を7~8月にも条件付き一般競争入札により公告する。現在、直営で設計を進めており、詳細がまとまり次第入札する。当初予算では、工事費2億5500万円を計上している。例年と同様であれば、2工区に分割しての公告となることが見込まれる。
同橋の整備としては塗装工事を中心に、ひび割れ補修や断面修復工などを行っている。清瀬町側を第一工区、相生町一丁目側は第二工区として分けて実施している。
本年度行う工事としては、各工区ともに施工延長は40m、橋梁塗装工事面積2564・1㎡を想定している。
全体計画では2万4000㎡を対象に補修を計画しており、これまで約1万2000㎡で整備を行っている。残り半分程度を本年度から順次施工を進めていく。
同橋は1975年竣工、渡良瀬川を跨ぐ橋長368・2m。上り線橋は全幅10・2mで75年に架けられた。下り線橋は全幅9・5m、86年の完成。
上部工は8径間で連続鋼溶接I型合成橋となっている。下部工は逆T式の橋台が直接基礎。7基ある橋脚は逆T式と張り出しT型としている。
2024年度は第一工区を三興エンジニアリング(桐生市)、第二工区は寺田建設工業(桐生市)が約1500㎡区間をそれぞれ施工した。22年度、23年度はともに第一工区を三興エンジニアリング(桐生市)が担当。第二工区は22年度に寺田建設工業(桐生市)、23年度については野村建設工業(桐生市)が手掛けている。