日立市は、(仮)日立鞍掛山斎場整備事業について、第2四半期を目途に発注する見通しだ。現在、建設地の環境調査などを進め現況把握に努めている。なお、施設の実施設計業務については今月にも委託する見通しだ。基本設計は、(株)横須賀満夫建築設計事務所が策定した。事業費については、(仮)日立鞍掛山斎場整備事業として、実施設計等に1970万円、道路改良および駐車場整備、斎場建設の工事費に3億8500万円を当初予算で確保している。
日立市には現在、中央斎場(諏訪町地内)と金沢火葬場(金沢町地内)の2カ所が立地している。
十王町との合併に伴い、これまで火葬場が未整備だった北部地区においても需要が増えることから、鞍掛山葬祭場(事業者・茨城ひたち農業協組)の隣接地約1500㎡に新たな火葬場を整備する。
建設地は、隣接する上合団地からできるだけ離れた位置としたため、葬斎場から北西に約70m離れた場所で計画。火葬炉は、2基の整備を想定している。
これまでに近隣住民への説明会を実施したほか、日本環境工学設計事務所に委託して大気や悪臭、振動等といった環境調査を8月末までの予定で進めている。
市では、5月中にも実施設計を委託する見通しだ。基本設計については、横須賀満夫建築設計事務所が策定した。
なお、着工時期については、第2四半期を目途に発注する見通し。
当初予算では、(仮)日立鞍掛山斎場整備事業として実施設計等に1970万円、道路改良および駐車場整備、斎場建設の工事費に3億8500万円をそれぞれ計上している。