県砂防課は火山砂防事業で、今年度から勝浜沢地区(みなかみ町)に新規着手する。
同地区は、三峯山に源を発し渓流方向は東西で、東に流下し利根川へ注いでいる。山腹などでは多数崩壊箇所が見られ、谷側へ土砂が押し寄せている。土砂の粒径は最小0・3mから最大1・0mほどで、土石流となって人里へ流下する恐れもある。
この防止策として、砂防堰堤工を施工することで、下流の保全対象人家4戸をはじめ、JR上越線、県道沼田水上線、東電小松発電所の変電施設を保全する。
工事概要としては、砂防堰堤工2基を築造する。
すでに、国に採択されており、今年度は初年度として測量設計、用地調査などの委託業務を作成し、19年度からの工事を目指す。
委託業務及び工事は、沼田土木事務所からの発注となる。
事業期間は、22年度までとし総事業費には2億2000万円を見込んでいる。