那珂市は、瓜連支所庁舎(福田1819-5)の組織配置の再編に関する基本方針について、スケジュールの見直しを行った。中央公民館(福田1819)の大規模改修工事に合わせ、公民館に分庁舎の用途を追加することを計画。2026~27年度に基本・実施設計をまとめ、28~29年度に改修工事を行う。翌30年度には上下水道部と教育委員会の行政事務室を移設する。瓜連支所庁舎については、用途を廃止する方向としており、利活用の検討を進める。
瓜連支所はRC造、延べ床面積2121㎡。1986年建築。上下水道部、教育委員会の用途を有するほか、瓜連郵便局、那珂地区保護司会が入居。95年築の瓜連分庁舎がRC造、延べ床面積687・7㎡。市社会福祉協議会、那珂医師会が使用している。
瓜連支所の組織配置再編に関する基本方針では、中央公民館とコミュニティセンターの両施設で重複している講座室、和室等の類似する機能を整理し、施設総量の抑制を図るため、利用団体との調整・協議を27年度までに実施。公民館の改修に合わせて市役所分庁舎としての用途を追加する。
中央公民館の長寿命化大規模改修にあたっては、26年度に基本設計に着手。翌27年度には実施設計に移行し、順調に進めば28年度から2カ年で改修工事を進める。改修工事と合わせて行政事務室の改修も行う。
改修後の30年4月には、上下水道部と教育委員会を移設する見通し。
行政機能の移設に合わせて、瓜連支所庁舎(分庁舎含む)については、施設の用途を廃止する方向としており、具体的な方向性は地域住民を交えながら、地域の活性化につながるよう幅広い検討を行っていく。
利活用の検討状況により支所窓口は、総合センターらぽーるへの移設を30年4月に想定。移設にあたっては、市民の利便性向上や業務の効率化につながるよう、窓口のDX推進を図る。
市ではこのほど、瓜連支所の敷地や建物の在り方について、さまざまな視点から協議・検討するため、利活用検討委員会を設置。5回程度の開催を予定し、支所の敷地・建物の活用形態および活用手法などについて、議論を行う。