早川町は、奈良田の里の母屋等改修工事を予定している。工事は8月に指名競争入札を執行して発注する。同案件は議会承認を経て本契約となる。
奈良田地内に位置する奈良田の里女帝の湯の建物において改修を進める。
今回の工事では、利用者の利便性向上や冬季の寒さ対策として、母屋と浴槽棟を対象とした断熱対策を主に行う。
このうちの母屋では、内部に配する厨房部分が経年によって古い状態にあるため、床の貼り替えを行って改善させる。
また、同温泉は温度が低い特長があるため、浴槽棟では現在よりも天井部分を高くするための工事を行う。これにより、冬季の寒さ対策の解消を図るとともに、現行の建築基準法に沿った建物に改修する。
さらに、内部に備わる浴槽についても、男女用でそれぞれ既存を撤去して入れ替える。
同温泉施設の建物は1985年ごろに建設された。
工事に伴う設計業務については佐野建築研究所が担当して手掛けた。
工期は2026年2月末までの完了を目指す。
なお、事業費は25年度の当初予算に1億2101万4000円が盛り込まれている。