建設業労働災害防止協会(今井雅則会長)は1日、都内の明治神宮神楽殿で安全祈願祭を執り行った。同日からスタートした『全国安全週間』に合わせ、神前で労働災害の根絶へ全力を尽くすことを誓うとともに、建設工事の安全を祈願した。
今井会長は「関係者の熱意ある安全衛生活動により、建設業における労働災害は長期的には減少傾向にあるが、依然として死亡災害における建設業の占める割合が高い。建設業は、インフラ整備や自然災害現場での復旧復興工事など、国民生活や社会経済を支える重要な役割を担っている。今後も変わることなく、労働災害ゼロを目指して関係者が一丸となり、すべての方々が安全で安心に働くことのできる魅力ある職場環境の整備へ、今後も引き続き努力していく」と安全祈願文を拝読した。
最後に松井隆弘副会長は「建設業に従事する大切な仲間が、労働災害という悲惨な目に遭うことは絶対にあってはならない。全国安全週間に際し、決意を新たに建設労働災害の根絶に向けて、引き続き積極的な安全衛生活動を推進していただきたい」と呼びかけた。