厚生労働省は、医療提供体制施設整備交付金および医療施設等施設整備費補助金の交付額を内示した。県内では病院の建て替えを計画する田島病院(中之条町中之条町1782)や救命救急センター建設を計画しているSUBARU健康保険組合太田記念病院(太田市大島町455-1)などに交付する。
田島病院の建て替えやSUBARU健康保険組合太田記念病院の救命救急センター建設は医療提供体制施設整備交付金を活用して行う。内示額は田島病院が医療施設等耐震整備事業で1億1228万5000円、SUBARU健康保険組合太田記念病院については救命救急センター施設整備事業で7442万9000円となる。同交付金は2病院のほかに伊勢崎佐波医師会病院(伊勢崎市下植木町481)に対し医療施設浸水対策事業として46万円を交付する。伊勢崎佐波医師会病院は止水板の設置を行う計画となっている。
医療施設等施設整備費補助は群馬病院(高崎市稲荷台町136)と赤城病院(前橋市江木町1072)の2病院に対して行う。
群馬病院には院内感染対策施設整備事業を活用し7845万3000円を交付、病床8室の個室化を図る。
赤城病院では2室を対象に感染者の受け入れがスムーズに行えるよう、清掃しやすい壁や床に改修する計画。新興感染症対応力強化事業を活用し、536万6000円の補助を行う。