太田市は鳥之郷市営住宅の第2期建設事業として、住宅の新築工事を行う。早ければ月内に、工事を条件付き一般競争入札で公告する。建築工事・機械設備工事・電気設備工事の3分離での入札を予定しており、外構工事を建築工事と合わせて行うか検討を進めている。新住宅はW造2階建ての2棟10戸となる。2カ年工事とし、総工事費は2億1019万9000円を想定する。
新たな住宅は鳥之郷市営住宅(鶴生田町733-97)隣接区間へ、新たに住宅を建設する。市では公営住宅の集約促進事業を進めており、用途廃止となる団地の入居者移転先の確保や、入居の需要増加が見込まれるために施設を増築するもの。
2024年度に1期工事で完成した25号棟の西側へ24号棟を建設し、北側敷地へ27号棟を新築する。周辺には駐車場などを整備する。現在、同敷地は更地となっている。
建物はともにW造2階建て。24号棟は6戸、27号棟は4戸を想定しており、延べ床面積は150~200㎡程度。24号棟前には駐車場7台分のスペースを設け、27号棟脇へは22台分程度の駐車場、駐輪場や浄化槽およびゴミ置き場などを設置する見込み。また、両施設前には幅員3mほどの避難通路も整備する。
工事費については24年度9月補正予算で継続費を設定しており、年割額は◇25年度=1億4655万9000円◇26年度=6132万円-となっている。設計はアークプランニング(太田市)が担当した。
同住宅の集約化1期工事については第1工区を23年度に実施。2棟8戸で計画し、建築工事を協和建設(太田市)、機械設備工事は石原設備(太田市)、電気設備工事を中島電気設備(太田市)がそれぞれ担当した。
2工区と3工区の建築工事については24年度、3棟14戸を新築した。2工区の建設工事は吉田建設(太田市)、3工区は塚越建設(太田市)が施工中。電気設備工事は両工区を一括して中島電機設備(太田市)、機械設備工事は石原設備(太田市)が手掛けた。