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40工事56者に知事表彰、建設功労者9人、奨励賞12者、表彰式31日に総文センターで

2025/07/03 栃木建設新聞

 県は2日、2025年度建設事業関係功労者と優良建設工事受賞者を発表した。功労者は9人。知事表彰は40工事を施工した56者が受賞。県が発注し、24年度に完成した請負金額500万円以上の1416件の中から厳正な審査を経て特に優秀な工事が選定された。先進的な取り組みが評価された知事奨励賞は10工事12者が受賞した。表彰式は31日午後2時から、県総合文化センターサブホールで行われる。(3面に受賞者)

 功労者は宇賀神勝県建設業協会常任理事、上岡利幸県宅地建物取引業協会常務理事、小花伸子県設備業協会理事、齋藤和実県建設業協会副会長、佐久間進県管工事業協同組合連合会副会長、田﨑瑞穂県測量設計業協会副会長、藤田晴司県建築士会理事、本澤崇県建築士事務所協会副会長、芳村巖県測量設計業協会理事。

 いずれも建設業や不動産業、住宅産業などに30年以上継続して従事、または25年以上継続従事し関係団体の役員として5年以上在職。優れた功績で業界の発展に貢献している。

 24年度に完成した工事の部門別件数は土木1162件、建築59件、林業89件、農業土木63件、企業43件。完成検査評点区分がBランク(75点)以上の工事のうち、環境森林部、農政部、県土整備部、企業局から推薦された約200件を対象に審査を実施した。

 審査は完成工事検査点数と施工困難性などを見る現地調査評価点数の合計で上位40件を知事表彰候補、その成績に次ぐ60件を所長等表彰候補とし、若手や女性の登用、働き方改革、ICTや新技術の活用など先進的な取り組みを行った所長等表彰候補の中から知事奨励賞候補を選定。副知事、環境森林部長、農政部長、県土整備部長、企業局長を委員とする審査会を経て決定した。

 知事表彰工事の部門別受賞件数は土木32件、林業2件、農業土木2件、建築3件、企業1件。

 受賞工事の施工者は県の27~28年度入札参加資格の技術点に25点(受賞回数×25点、各工種上限50点)が加点されるほか、総合評価落札方式の入札で価格以外の評価点の対象になる。また、指名競争入札で優先的に指名を受けることができる。知事奨励賞の施工者も知事表彰と同等の優遇措置が与えられる。

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