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群馬県前橋土木事務所

県前橋土木事務所が前橋玉村線の朝倉工区で工事発注

2025/07/05 群馬建設新聞


県前橋土木事務所は前橋市朝倉町などで進めている主要地方道前橋玉村線朝倉工区のバイパス整備事業で、本年度2件の工事を発注する。2件とも一般競争入札での発注となり、1件は道路改良工事で月内に公告を予定。もう1件は舗装工事で秋口までに公告する見通し。設計業務は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)と都市開発設計(前橋市)がそれぞれ担当している。

朝倉工区は前橋市の都市計画道路江田天川大島線から南下し、前橋赤十字病院(前橋市朝倉町389-1)や朝倉工業団地の横を通り、途中から道路を新設しながら下佐鳥町の主要地方道高崎駒形線と現道の交差部までをつなぐ路線として整備を計画。全体約2800mで現道幅員10mから車道幅員18m、両側歩道幅員3・5mの全幅25mとする。

バイパス整備は、道路沿いにある前橋赤十字病院や朝倉工業団地へのアクセス性、安全性向上、交通渋滞の解消などが目的となっている。また、朝倉工業団地から北関東自動車道前橋南インターチェンジへのアクセス道路としても効果が期待されている。加えて、事業区間の南端となる宮地前交差点を含む地点で食い違い交差区間があり、交通混雑が発生しているためその解消も図る。

2015年度に事業着手し、これまでに北側から順次工事を推進。延長1400mが整備済みとなっている。本年度は、整備済み区間の南端から先、延長約150m区間が対象。マニハ食品(前橋市下佐鳥町1002)の東側を通る区間となる。今回の工事で、残る拡幅区間全域の工事を実施することとなる。

月内の工事は、道路改良工事として幅員10m、面積1500㎡を対象に実施する。秋口までに発注する工事は舗装工事として同区間で工事を行うとしている。舗装構成は◇路床安定処理工=t100㎝◇路盤工=t40㎝◇基礎工=t5㎝◇表層工=t5㎝-となる。

本年度の工事が完了すると、新設区間を中心に工事が残っている状況。26年度以降に用地の調整を進めていく。

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