橋梁の耐震化で県峡東建設事務所は、国道140号「西沢大橋」(山梨市三富川浦)など、長大橋3橋の耐震補強工事などを発注する。いずれも複数年にわたり実施してきた継続事業で、7月中旬に本年度分の工事を公告する予定。開札は8~9月を予定している。
予定するのは国道140号「西沢大橋」、県道万力小屋敷線「根津橋」(同市万力)、県道山梨笛吹線「四ノ橋」(笛吹市一宮町)。西沢大橋は9月、その他2橋は8月の開札を予定する。2026年度以降の債務負担行為として、西沢大橋は4億円(期間26~27年度)、根津橋は1億円(同26年度)、四ノ橋は1億4000万円(同26年度)を設定した。
西沢大橋(L360m)では、24年度に発注した工事と同様、当て板補強工、ひび割れ補修工、水切り設置工を行う。設計は長大。近年の施工は飯田鉄工が担当した。
根津橋(L約160m)では、下部工の補修が完了しており、25年度は、ひび割れ補修工、高欄取替工、断面修復工、照明灯取替工を計画している。設計は長大。これまでの施工は奥山建設、藤プラント建設が受注した。
四ノ橋では、A1橋台とP1橋脚、上部工の補強・補修に着手。水平力分担構造工や橋脚増厚補強工、橋脚コンクリート巻立て工、ひび割れ補修工、伸縮継手工を行う。本工事により同事業は完了する見込み。設計は第一復建。これまでの工事は友愛工業、飯塚工業が請け負った。