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千葉県環境生活部

更新、改修など検討/クラブハウスや弓道場/県スポーツセンター

2025/07/10 日刊建設タイムズ

 県環境生活部は、総合スポーツセンターにあるサッカー・ラグビー場クラブハウスおよび弓道場の建て替えまたは大規模改修と、宿泊研修所および相撲場の解体を検討している。宿泊研修所の跡地には、延べ床面積200~300㎡程度の警備員詰所・警報設備の新設を予定。また、相撲場の解体に伴い、隣接する弓道場の射場の向きの変更を検討する。2023年3月改定の県有建物長寿命化計画では、27年度までに基本設計に着手する「Ⅱ期」にサッカー・ラグビー場クラブハウス、28~32年度に基本設計に着手する「Ⅲ期」に弓道場を位置付けている。宿泊研修所については、対応方針を検討しているとした。

 1日に「総合スポーツセンターサッカー・ラグビー場クラブハウス及び弓道場他更新検討業務」の一般競争入札を公告した。17日まで入札参加資格確認申請書など、25日まで入札書の提出を受け付け、28日に開札する。委託期間は210日。

 入札参加資格は、県の物品等入札参加業者適格者名簿に委託のA等級に格付けされ、過去に同種業務の契約実績を有することなど。

 総合スポーツセンターは、千葉市稲毛区天台町323に所在。第二種中高層住居専用地域であるほか、各施設が一体となっていることから、効率的な更新が求められている。

 サッカー・ラグビー場クラブハウスは、RC造平屋、床面積400㎡、1969年度建築。

 弓道場は、RC造一部S造平屋、床面積918・6㎡、71年度建築。

 宿泊研修所は、RC造4階建て、延べ床面積3703・95㎡、67年度建築。宿泊機能は廃止されている。

 相撲場は、RC造平屋、床面積144・25㎡、69年度建築。2008年7月に廃止された。

 検討業務の内容は、計画準備、資料収集整理および現況の整理、現地調査、整備方針の検討、更新スケジュールの検討、関係機関との協議、整備方針案の決定、対象範囲および整備図面案の作成、概算事業費算出、照査、報告書作成、打ち合わせ協議。

 整備方針案に関しては、大規模大会開催時において不足している機能・設備や改良などが望まれている機能・設備を把握した上で、整備手法などの比較検討を行う。比較検討結果により▽各施設の建て替え・大規模改修の最適な整備方針案▽競技スペース、トイレ、更衣室、シャワー室、機械室などの諸室機能と規模▽現状の大会運営や施設の利用状況などにおける課題と解決策――を整理する。

配置図 サッカー・ラグビー場クラブハウス 弓道場 宿泊研修所 相撲場

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