前橋市は亀里町などを通る都市計画道路南高校通線の整備事業で、工事を年内の一般競争入札公告へ向けて準備を進めている。本年度の工事は、側溝など道路構造物が中心となる。
同線は、県立前橋南高校(亀里町1)の北側を通る路線。主要地方道前橋長瀞線バイパスと主要地方道前橋玉村線の間約750m区間を対象に南北へ3・5mのセミフラット歩道を新設し、車道7m両側歩道3・5mの計14mで整備する事業で東端から順次工事を進めている。
事業区間は同校の通学路となっていることに加えて、2本の幹線道路に挟まることや周囲に産業団地があるため大型車の通行も多いことなどの課題を受け、安全性を高めることを目的に歩道整備を計画。2019年度に事業着手した。設計は藤和航測(前橋市)が作成した。
これまでに、事業区間の東端となる前橋玉村線との交差点から西へ約400m、前橋南高校の正門周辺までを対象として工事を推進。本年度から同校正門周辺の西側延長約350mで工事を本格化させる。
本年度の施工延長など詳細はこれから詰めていくこととなるが、側溝やL型擁壁など構造物の設置工事を中心とした内容を想定している。設置する側溝は300㎜×300~500㎜、L型擁壁は高さ1・5m程度を見込んでいる。来年度以降も西側区間での工事を進めていき、28年度の事業完了を目指している。