県葛南土木事務所は海老川調節池について、基本設計を年度内にまとめ、実施設計、工事を順次進めていく。11日には「県単河川改良委託(海老川調節池基本設計)」の指名競争入札手続きを開始した。8月5日と6日の入札書受け付け期間を経て、7日に開札する。委託期間は2026年3月25日まで。調節池本体、越流施設、排水施設の配置を定めた上で、構造、規模、方式などを決定する。
海老川は、流域面積約27・2km2の二級河川。
調節池の建設位置は、船橋市東町ほかの飯山満川合流点付近(JAいちかわ船橋支店北東側)。
調節池は、海老川の出水時に河道の流水を一時的にとどめ、下流への洪水軽減を図るもので、越流方式、面積約22ha、容量55万m3の計画。
整備内容は、築堤、掘削、護岸、越流堤など。
段階的に整備を進め、早期に調節機能を確保することとし、34年頃までに3万5000m3以上の暫定掘削を完了する方針だ。