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29社、10人が栄誉に/チャレンジいばらき建設業者表彰

2025/07/12 日本工業経済新聞(茨城版)

 県は11日、「2025年度~チャレンジいばらき~第67回建設業者表彰」の受賞者29社、10人を発表した。知事表彰では建設DX賞10社、優秀技術者賞5人、若手・女性技術者賞5人が栄誉に輝き、農林水産部長表彰建設業者に5社、土木部長表彰建設業者には11社、企業局長表彰建設業者として3社が受賞した。表彰式は7月29日、午前10時から、県庁講堂で執り行う。


 表彰対象は、県内業者が24年度に完成させた県発注工事で、工事成績評定を行った施工金額500万円以上の工事のうち、80点以上の工事の中から選定。知事部局では土木部、農林水産部発注の24年度完成工事2462件のうち、500万円以上の工事が2405件。このうち80点以上は566件。企業局は24年度完成工事197件のうち、500万円以上の154件。さらに80点以上の工事が15件だった。

 工種別に見ると、建設DX賞(10社)は▽道路6件▽河川2件▽建築1件▽橋梁1件-。優秀技術者賞(5人)は道路が2人、建築、橋梁、ほ場整備が各1人。若手・女性技術者賞(5人)は、建築、橋梁、海岸、道路、急傾斜が1人ずつとなっている。農林水産部長表彰(5社)では、ほ場整備2件、畑地整備、水路、治山が各1件。土木部長表彰(11社)は▽道路3件▽橋梁3件▽建築1件▽管1件▽河川1件▽急傾斜2件-。企業局長表彰(3社)については水道3件となっている。

 建設業の健全な振興発展のため、生産性向上、働き方改革や労働環境改善による担い手の育成・確保等の新たな取り組みへの積極的なチャレンジを促進するため、県が発注した建設工事を優秀な成績で完成させた建設業者および技術者を表彰するもの。

 知事部局の表彰は1958年度から始まり、今回で67回目となる。表彰規定に基づき、知事・農林水産部長・土木部長が直接受賞者をたたえる。企業局の表彰は2002年度から始まり、今回で24回を迎える。

 知事賞は、建設業界が抱える「働き方改革」に対応するため、ICT技術などにより施工期間の短縮や作業人員の削減など、現場の生産性向上につながるDXを推進した工事を「建設DX賞」としてたたえるとともに、建設業をリードする人財や次世代を担う多様な人財を「優秀技術者賞」、「若手・女性技術者賞」として表彰。さらに農林水産部長賞、土木部長表彰、企業局長表彰として、それぞれ表彰する。

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