県館林土木事務所は、館林市緑町1丁目ほか地内の国道354号(緑・美園町工区)事業で電線共同溝布設工を、近く条件付き一般競争入札により公告する。本年度工事としては、小桑原跨線橋東側付近等で延長150m程度に整備を推進する。同工区としては、今回発注する工事を含む延長約400mの区間が未着手であり、今後も工事を発注していく。
今回発注する工事では、小桑原跨線橋東の北側車道部と旧消防署前信号交差点西の南側車道部での約150mが対象となる。工事内容は電力管、共用FA管、ボディ管等を車道・歩道下へ埋設していく。
使用する管種はそれぞれ◇電力管ECVP=φ100㎜◇通信管SUDⅡ-VP=φ100㎜◇共用FA管(VP)=φ150㎜◇ボディ管(VP)=φ200㎜としている。また、地上部には特殊部を6カ所で設置する。本管については、1車線分の幅員3・25mのうち路肩部分に布設する。
対象区間の現況幅員は全幅18m。幅員構成は車道部13・5m、両側に整備されている歩道部は幅員1・75mとなる。
工区全体の詳細設計は技研コンサル(前橋市)が担当した。
同路線は東北自動車道にもつながる主要道路となっている。災害時にも機能する強靱な道路ネットワークを構築することを目的として、道路上の電柱を地中に埋設して電柱倒壊の危険性をなくし、災害時の安全な通行の確保を図るため電線共同溝を布設する事業を計画した。
緑・美園町工区の全体整備区間としては、館林市緑町地内の緑町交差点からマクドナルド館林店(美園町3-4)西までの道路延長620m、両側車線を合わせた延べ延長1240mを事業区間としている。以前実施した車道拡幅で歩道幅員は約1・5m程度を確保している。
これまでの工事により、延長840m程度が完了している。うち、2024年度は柳瀬建設(館林市)が延長160m程度で施工した。なお、隣接する小桑原工区での電線共同溝は本体工事が完了している。