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群馬県藤岡土木事務所

藤岡土木事務所は黒石2号橋の上部工

2025/07/15 群馬建設新聞


県藤岡土木事務所は、藤岡市下日野地内の県道上日野藤岡線黒石工区バイパス整備について、(仮称)黒石2号橋の上部工に着手する。8月ごろに条件付き一般競争入札での公告を予定している。

黒石工区は沿線に地滑り指定された急崖斜面が連続しており、気象災害発生時に交通が寸断され、上日野地区などの集落を孤立させる懸念がある。このため、現道の南側をショートカットする形でバイパスルートを新設する。全体の計画延長は624・2m、全幅7mの2車線道路で整備。バイパスは一級河川鮎川を2か所で横過し、東側に黒石2号橋、西側には(仮称)黒石1号橋を新設する。

25年度に工事を発注する黒石2号橋は橋長53・0m、幅員8・2mの鋼単純合成細幅箱桁橋。A1橋台、A2橋台は23年度に発注しており、A1、A2ともに塚本建設(藤岡市)が施工した。詳細設計は中央コンサルタンツ(愛知県名古屋市)が手掛けた。今年度の工事内容は黒石2号橋の上部工製作架設(鋼重約135・3t)となる。架設工法はクレーン工法を予定している。また、来年度以降に想定する今後の工事予定概要は橋梁部分以外の一般部分での道路改良工事となる。

黒石1号橋については橋長55m、幅員9・2mの鋼単純箱桁橋。本年度にA1、A2橋台工事がそれぞれ発注されており、上部工の工事発注時期については来年度以降を見込んでいる。A1橋台は塚越土建(藤岡市)、A2橋台は田畑建設(藤岡市)がそれぞれ施工を担当。設計業務は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。上部工は54・8mの桁1本のベント工法による架設を予定している。鋼重は約180t。床版は約130立方mのコンクリートを打設し、防護柵は約141m整備する。照明灯については設置しない方針。

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