八郷地区において統合小学校の整備を計画している石岡市は、建設地の第一候補地を八郷中学校(柿岡地内)東側の約1・8haとする方針を明らかにした。今後は用地取得に向けた手続きと並行し、年明け1月をめどに基本構想をまとめる。2026~27年度で設計、造成工事を行い、工事は28年度からの3カ年を見込む。31年4月開校を目標に、八郷中との小中一貫校として新設する計画だ。
八郷中学校地区においては「市立小中学校統合再編計画」に基づき、小学校8校について1回での統合を目指す。対象校が瓦会小、林小、恋瀬小、葦穂小、吉生小、柿岡小、小幡小および小桜小。
建設予定地については、八郷中学校(柿岡3513-2)との小中一貫校としての整備を目指すことから、同校の隣接地で検討。土地の広さや形状、スクールバスの動線などを鑑み、東側の隣接地(約1・8ha)が望ましいとした。筆数は約25筆、地権者数17人程度となっている。今後は用地取得に向け、地権者の理解を得た上で用地測量や不動産鑑定などの諸手続きを進めていく方針。
諸施設として、管理教室棟、教室棟、屋内運動場、グラウンド、学童施設および駐車場を配置する計画。駐車場については職員用および保護者送迎用を想定している。規模については31年度の推計児童数461人から、普通教室16教室程度を見込む。
基本構想策定業務に関しては、4月17日に実施した公募型プロポーザルの結果、桂設計茨城事務所(水戸市)を優先交渉権者として選定。月内の契約締結を目指し、詳細協議を行っている。26年1月ごろの基本構想策定を目指し、今後はワークショップなどを実施していく。
整備スケジュールとしては31年4月の開校を目指し、26~27年度で設計、造成工事を行い、28年度から3カ年で施工を進めていく計画だ。