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国土交通省関東地方整備局(建設)

関東整備局、榎本、ミユキ建設に局長表彰、優良業務はパスキン工業、安全管理延べ14社、成績優秀8社

2025/07/18 栃木建設新聞

 国土交通省関東地方整備局は17日、2024年度優良工事等表彰受賞者を公表した。優良工事は榎本建設、ミユキ建設、優良業務はパスキン工業が受賞。安全管理優良受注者は県内延べ14社で、川上建設が3工種、東日本土木が2工種で受賞。工事成績優秀企業は岩澤建設、東綱橋梁、磯部建設、川上建設、阿部工務店、野澤實業、潮田建設、東日本土木の8社が認定された。(2面に優良工事と優良業務の表彰理由)

 表彰式・認定式は17日にさいたま新都心合同庁舎で開かれた。

 優良工事の榎本建設は日光砂防事務所発注の「R4大真名子東沢砂防堰堤工事」、ミユキ建設は鬼怒川ダム統合管理事務所の「R5湯西川ダム選択取水施設棟外壁改修工事」で受賞。

 工事を担当した榎本建設の大出豊氏(現場代理人兼監理技術者)が優秀工事技術者に選ばれた。

 優良業務のパスキン工業は利根川上流河川事務所の「R6栗橋・古河流量観測業務」で受賞。業務を担当した石渡伸氏(主任技術者)が優秀技術者として表彰された。

 優良工事は24年度に完成した対象工事969件から選定。管内では優良工事49件(重複除き47社)、優秀工事技術者41人、安全管理優良受注者205社(同174社)が受賞した。

 優良業務は24年度に完了した1515件から選定。優良業務64件(重複除き41社)、優秀技術者64人(同61人)が選ばれた。

 工事や業務は整備局と管内53事務所から推薦された案件を委員会で審査。優良工事は成績や功績、工事難易度や創意工夫、安全対策への取り組みを評価。優秀工事技術者は工事が優良なことに加え、管理能力や技術能力、積極性、誠実性などが優れていることが認められ選定された。

 優良業務と優秀技術者は成績や功績、計画段階からの複雑な業務の掌握、優れた企画力、積極的で斬新な提案、創意工夫、高度で複雑な業務の遂行、優良な成果が評価された。優良工事等の受賞者は入札手続きで企業や担当技術者の評価が優位になる。

 安全管理優良受注者の対象は局発注の全工種と港湾土木工事。累計完成工事量が多く、22~24年度の3カ年無事故継続者が選ばれる。

 県内企業は7工種で受賞。工種別の受賞者は一般土木が磯部建設、岩澤建設、小島土建、東武建設、谷黒組、東日本土木の6社。

 アスファルト舗装は川上建設、光洋建設の2社。維持修繕は川上建設、東日本土木の2社。

 建築は松本建設、鋼橋上部は東綱橋梁、法面処理は佐藤組、橋梁補修は川上建設の各社が受賞した。

 工事成績優秀企業は23~24年度の2年間に完成した土木工事の成績評定点の平均点を基に選定。対象となる一般土木、アスファルト舗装、鋼橋上部、セメント・コンクリート舗装、プレストレスト・コンクリート、法面処理、河川しゅんせつ、グラウト、杭打ち、維持修繕、橋梁補修の11工種(建築、機械、電気通信等は除く)のうち3件以上受注した者から選定する。

 工事成績評定が平均80点以上の114社が認定された。平均点は岩澤建設、東綱橋梁が81点、磯部建設、川上建設、阿部工務店、野澤實業、潮田建設、東日本土木が80点。認定された企業は中間技術検査を省略できるほか、総合評価方式の企業評価が優位になる。

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