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茨城県土浦市

26年度事業化目指す/霞ケ浦総合公園の再整備

2025/07/19 日本工業経済新聞(茨城版)

 霞ケ浦総合公園の再整備を進める土浦市は、早ければ年度末にもP-PFI制度等を活用した市営区域(A22ha)の利活用事業者を募集する。年度内に地下埋設物調査を実施。現在は民間事業者へのヒアリングを行い、公募に向けた準備を進めている。順調に進んだ場合、2026年度中の事業者選定および事業開始を目指す。

 事業予定地が、霞ケ浦総合公園(大岩田145)の市営区域、A22ha。市街化調整区域に位置し、建ぺい率2%(都市公園法の特例により緩和可能)。霞ヶ浦湖畔沿いに関しては河川区域であることから、施設整備に当たっては河川管理者である国土交通省霞ヶ浦河川事務所の許可が必要。

 2~3月に実施したサウンディング型市場調査では、7事業者からキャンプ施設や水辺アクティビティーの入門・体験拠点施設、新モビリティーなどの提案があった。

 P-PFI制度等による利活用事業者選定に向け、年度末~26年度早期に公募型プロポーザルを実施予定。また、一般競争入札で地下埋設物調査業務を委託する。8月6日に開札し、12月26日までを履行期間に上下水道管・電力配管の設置状況の確認を行う。

 現在は民間事業者へのヒアリングを行い、公募内容の検討などを進めている。日本総合研究所(品川区)が手掛ける民間活力導入検討調査業務の履行期限が今月末となっており、引き続き民間事業者選定支援業務を委託したい考え。

 同園は1983年度開園の総合公園。開園面積が32・3ha(うち県施行分A10・3ha)。公園施設としてレストハウス水郷のほか、日帰り入浴施設「霞浦の湯」、水郷テニスコート、霞ヶ浦文化体育会館、ヒューナックアクアパーク水郷、ネイチャーセンターなどを有する。

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