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山梨県県土整備部

近く施工者選定へ 国道411号一之瀬高橋2号トンネル

2025/07/19 山梨建設新聞

 国道411号一之瀬高橋2号トンネルの建設(甲州市塩山一之瀬高橋)で県は、近く第2工区の施工者を選定する。8月までに入札を終え施工予定者と仮契約を結ぶ見込み。9月県議会での契約承認を経て着工する見通しだ。県は2025年度当初予算に同工事の債務負担行為として16億円(期間2026~27年度)を設定した。

 同線は甲州市ー丹波山村間などを結ぶもので、同トンネルはバイパス事業の一環で整備する。延長は656m、幅員は5・5(7・5)m。設計は建設技術研究所が作成した。県道路整備課によると、第2工区では残るL236mの掘削工事のほか、トンネル全体の覆工コンクリートを実施する。掘削は丹波山村側から実施しており、第2工区もそのまま掘り進める計画となっている。予算額から3者JVでの施工が見込まれる。

 第1工区の概要はL420mの掘削(NATM工法、内空断面A49・87㎡)、インバートコンクリートV662立方m、橋梁下部工1基。昭和建設・植野興業・高野建設JVが施工した。23年7月に着工し、25年7月までに完了している。

 同バイパス事業全体の整備延長は約1300m。今後1号トンネル(L960m程度想定)、橋梁などの整備を計画しており、25年度は同トンネルの設計に着手する予定となっている。

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