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群馬県企業局団地総合事務所

桐生武井東工業団地の造成設計を委託へ

2025/07/24 群馬建設新聞


県企業局団地総合事務所は、桐生市新里町武井地内で桐生武井東工業団地造成工事を行う。8月にも、指名競争入札により測量調査設計業務を委託する。測量事業面積は7・9ha程度。今後、本年度中に用地取得を完了し、2026年度内に工事着手、27年度末の完成を計画。28年度の分譲開始を目指して事業を推進する。

造成する団地の規模は、開発面積約7・9ha、分譲面積約6・9haを予定する。設計業務の履行期間は約15カ月を想定。

業務では、土地や地盤の強度などを調査する。CBR試験やボーリングなど行い、地下水の現況なども調べる。また、新設する調整池の規模や個数、実施する道路工や排水路工などを設計で詰めていく。このほか、県道梨木香林線などが隣接しているため、整備の際は県桐生土木事務所や市と協議して進めていく。設計がまとまり次第、県企業局で造成工事を発注する。

分譲については、想定する企業数が現段階で4区画から6区画としており、28年度中の分譲開始を目指す。詳細は、これから委託する設計業務で変更となる可能性もあるとしている。

造成については総事業費12億3500万円を予定しており、当初予算では同事業の測量設計委託料に5600万円、用地買収費・補償費へ4億9100万円をそれぞれ計上した。

新団地は、新里町小林地内ほかに位置する桐生武井西工業団地の東側へ造成する。アクセスは北関東自動車道伊勢崎ICから北へ約7・5㎞、国道50号まで約4・1㎞となる。

産業用地の新規造成は、桐生市内にある他の工業団地がすでに分譲を終えていることに加え、雇用の創出を目的として計画した。

近接する武井西工業団地は22年1月に完売した。総面積は14・4ha、分譲面積は約11haの規模。16年度に造成工事を行っており、工事を2分割で入札して現・三興エンジニアリング(桐生市)および大川建設(桐生市)がそれぞれ受注した。測量設計については、高崎測量(高崎市)が手掛けている。

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