守谷市は、PFI事業として進める(仮称)市総合公園新設事業について、8月にも実施方針を定める。野木崎地区の約13・5haに、サッカー場や屋内施設などを整備する見通し。事業方式はDBOを想定しており、2026年度にかけて事業者を選定。31年度中の供用開始を目指す。PFI事業の期間は26~50年度までの25年間を予定している。また、新モビリティサービスについては公園の設計段階で導入条件を整理し、28年度に事業者を選定したい考え。
公園予定地が、野木崎地区の約13・5ha。常総運動公園(野木崎4700)の東側に位置し、隣接地にプロ野球東京ヤクルトスワローズ2軍施設(約7・4ha)が27年開業予定。
導入機能として▽サッカーコート兼ラグビー場(105m×68m)▽屋内施設(3500㎡、インクルーシブ遊具施設1000㎡、防災倉庫400㎡含む)▽アスレチック遊具広場▽多目的広場▽駐車場(有料、680台)▽親水地(調整池)▽ランニングコース▽その他(パークセンター、防災設備等)-などを見込む。
基本計画策定時に整備を予定していた市民野球場に関しては、隣接する常総運動公園野球場との機能重複を避け、取りやめとする方針だ。
今後のスケジュールとしては、8月17日に市民説明会を開催。同月中をめどに実施方針を策定する。26年度にかけて事業者を選定し、2カ年で設計、3カ年で建設工事を進めていく。事業方式としてはDBO方式を想定。PFI事業者は公園に係る設計、建設、維持管理および運営を担うこととなる。事業期間は26~50年度までの25年間(維持管理・運営期間=20年間)で計画。
また、公園内外の移動手段として新モビリティサービスの導入を検討。公園の設計段階で導入条件を整理し、28年度に事業者を選定する方針。守谷駅~守谷SA~総合公園を結ぶルートの場合、29年度より3カ年で設計をまとめ、施工は3カ年を見込む。総合公園内を周遊するルートの場合、29年度に設計、30年度に施工の流れとなる。
両ルートで導入可能性があるものとしては、BRTや自動運転バス、都市型ロープウエー、シェアサイクルが挙がっている。