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群馬県企業局団地総合事務所

みどり西鹿田産業団地で調査測量設計を委託へ

2025/07/30 群馬建設新聞


県企業局団地総合事務所は、みどり市笠懸町西鹿田地内で行うみどり西鹿田産業団地の新規造成事業について、最短8月に指名競争入札で測量調査設計業務を委託する。事業区域面積は7・6haとなり、2026年度内に工事着手し、27年度末の完成を目指す。また、桐生市新里町武井地内においても並行して産業団地の造成工事設計を委託するため、2地区同日の指名通知を見込む。

新規産業団地の総面積は約7・6ha、分譲面積として約6・3haを計画する。委託する業務では測量から地質調査、造成工事設計一式をまとめる。9月~10月から調査に着手し、履行期間は約15カ月を想定。順調に進めば26年度中に造成工事に着工し、28年度からの分譲を目指して準備を進める。

調査については、CBR試験やボーリングなどにより、地質および地盤や地下水の現況を確認する。また、調整池の新設や区域内道路および排水路の整備を予定しており、設計により詳細を決定する。

同団地造成に係る総事業費は約15億円を見込み、当初予算では測量設計委託料に5300万円、用地買収費・補償費へ5億1200万円をそれぞれ盛り込んだ。

新団地は西鹿田中島遺跡付近の東で県道境木島大間々線沿いに造成し、団地東側には建設を進める西鹿田グリーンパークが位置することとなる。交通アクセスは北関東自動車道太田藪塚ICから約7㎞で、立地環境は浸水想定区域がないほか、地震や台風、降雪などのリスクが比較的低いとされる。

市としては、26年度から立地企業選定を進めていく意向を示しており、想定する企業数は現段階では2区画から4区画。オーダーメイド方式となる。新規産業団地整備は、市内における働く場の創出や税収増加を目的に計画した。

また、桐生市新里町武井地内では桐生武井東工業団地の造成工事を行う。同団地は開発面積約7・9ha、分譲面積約6・9haを予定し、みどり西鹿田産業団地と同時期に事業化された。工事スケジュール等も同様となり、27年度末の工事完成、28年度の分譲開始を目指す。

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