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(社)建設コンサルタンツ協会長野県連絡協議会

“女性・若手の会”を発足/多様な視点でより良い業界へ

2025/08/01 長野建設新聞

 建設コンサルタンツ協会長野県連絡協議会(坪井利幸会長)が会員企業の女性と若手職員有志による「女性・若手の会」を発足した。7月29日に松本市内で開かれた第1回会議には12社から約30人が参加。理想の働き方や業界の魅力度向上に向けた取り組みなどについて、和やかな雰囲気で意見を交わした。

 会議の冒頭、坪井会長が発足の趣旨を説明。「これまでは発注者側に対し経営環境の改善を訴えてきたが、若者の入職が減っていく中、業界の魅力を向上する施策を皆さんと共に考え、20年後、30年後も、この業界で働いていて良かったと思えるようしたい。また、i-Constructionの取り組みは進むが、多くの事業では川上から川下まで一気通貫とまではいっていない。現在は発注者が関節役となっているが、職員不足などで厳しい状況にある。この会を通じて横のつながり、他団体との交流を図り、新たな技術の推進に関して皆さんが先導役になってほしい」と期待。

 「今日の会議では、他社の方との交流を深め、まずは自社の良いところを再認識してほしい。その上で、今後どのような取り組みを講じれば楽しく働けるかを考えていきたい」と述べた。

 会議には坪井会長のほか、吉田敬一副会長、布山豊三技術委員長も同席。理想の働き方や、地域の建コンとしてあるべき姿などについてグループワーク形式で意見を交換。その後全員でアイデアを共有した。

 今後、本年度内に複数回開催し、より良い業界に向けて取り組むべき施策について、さらに議論を深めていく。

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