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群馬県前橋市

前橋市が前橋総社駅整備で進捗示す

2025/08/05 群馬建設新聞


前橋市はJR群馬総社駅の西口開設事業として整備する西口広場およびアクセス道路となる都市計画道路群馬総社駅西口線で、早期着工を目指して準備を進めている。2025年度は用地測量を進め、26年度の用地買収着手を見込んでいる。

西口駅舎および自由通路はJR側で準備を進めており、30年度の完成が目標となる。西口広場およびアクセス道路についても同時期の完成を目指す。

群馬総社駅は老朽化などが進行しているほか、バリアフリーにも未対応な状況。加えて、西口が未整備なため、通勤・通学の時間には現在の東口前が混雑するなどの課題があることから事業を計画した。

西口広場は24年度中に基本設計のとりまとめが完了。基本設計段階では4300㎡の敷地にロータリーと駐車場、芝生広場などの整備を予定している。

群馬総社駅西口線は延長約360m。西口広場から主要地方道前橋伊香保線吉岡バイパスまでを結ぶ路線となり、幅員は14~17mで計画している。

西口広場およびアクセス道路の基本設計は技研コンサル・AMPPAMJVが、駅周辺地区のまちづくり方針策定と合わせて実施している。策定までには、地域住民などが参加する駅まちワークショップを計5回開催。基本設計にも反映させている。

25年度は、用地測量を技研コンサル(前橋市)に委託。駅舎周辺を先行して実施している。26年度以降に用地買収を推進し、各種整備を進めていく。

JRが整備する駅舎および自由通路は25~26年度には実施設計を作成。27年度は工事準備に充て、28年度に工事着手、供用開始は30年度のスケジュールで予定している。

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