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群馬県長野原町

旧北軽井沢小の改修工事2期目

2025/08/08 群馬建設新聞


長野原町は、2期目となる旧北軽井沢小学校(北軽井沢1924)の改修工事を近く指名競争入札で発注する。設計はようび(岡山県西粟倉村)が手掛けた。

2026年4月に予定している「LCLきたかる森のインター」の開校に向けて整備を行うもの。今回の改修は、トイレと壁をメインに実施。1階部分では地域住民が利用できる相談カフェへの改装も行う。

トイレは1階と2階部分、教職員用を対象に、床を湿式から乾式に改修する。1階と2階のトイレは合計床面積が約60㎡。1階は男子トイレに小便器を既設から1基減らして4基、大便器1基、女子トイレに便器2基で整備する。

2階は男子トイレの小便器を3基減らして4基、大便器を1基、女子トイレについては便器3基で施工する。1階にある教職員用トイレは、小便器1基、大便器1基を対象に整備する。基本的に男子用小便器は設置を減らしてスペースにゆとりをもたせる。また現況を見て、既存の便器も利用し整備を行う。床は、塩ビのフロアシートで防滑加工のものを使用し整備する予定。

また1階には、誰でもトイレを新設する。面積は約15㎡で、便器1基を設置する。ほかに手洗い器やおむつ台の設置も検討している。

トイレは、1階の図書室とこども館部分を改修して新設するプリスクール部分にも新設する。図書室部分に大便器2基、こども館部分には小便器1基と大便器1基を整備する。

壁の改修は、普通教室6教室をメインに行う。掲示クロスの張り替えと、塗り壁部分は塗り替えを実施する。

1階部分の元特別教室は、改装を行い地域住民が利用できる相談カフェとして整備する。

また、2階の多目的室では、カーペットが劣化しているため改修を行う。現時点では同等のカーペットでの張り替えを検討している。

今後は、駐車場の整備について検討を行う。森の中という立地上、アスファルト舗装は行わず、利用しやすい整備を目指す。

校舎は、第1校舎と増築した第2校舎があり、第1校舎は1989年竣工、RC造2階建て、延べ床面積1997㎡で一部併設する図書室がS造。第2校舎は97年竣工のRC造2階建て、延べ床面積253㎡となる。このほか、2011年に竣工したRC造平屋、床面積1053㎡の体育館が立地している。

旧北軽井沢小は、統合に伴い24年4月で空き校舎となり、校舎利活用に向けた公募型プロポーザルでエデューレエルシーエー(神奈川県相模原市)を事業者に選定。26年4月に、未就学児のためのプリスクールと小学校を設置し、日本語と英語の2カ国語で指導を行う「LCAきたかる森のインター」を開校する。

改修工事の第1期は造作部分を中心にようびが施工を行った。

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